先程、Yahooニュースでコロナウイルス(オミクロン株含む)感染者が3万人を超えたという一報が入ってきました。

政府や医療機関は再度、まん延防止の適用を行う予定で、相変わらずの飲食店の休業要請や大型施設でのウイルス対策を要請すると思いますが、この2年間一体何の変化と改善があったのでしょうか?私は以前から政府や分科会が進めているウイルス対策には少々疑問と不足を感じずにはいられません。

まず、「飛沫感染」についてです。

この「飛沫」に含まれているウイルスが相手に飛び散らない様に、と重要視されていますが、「飛沫」がアクリル板に付着したと想定した場合に、その後どうなるでしょう?

 

  1. 飛沫がアクリル板に付着
  2. 1~3分後に飛沫が乾燥
  3. ウイルスは室内のエアコンの風などにより再度浮遊する
  4. 浮遊したウイルスは対流しながら肺へと吸い込まれる。

重要なのは空気によって肺に送り込まれるという事

新型コロナウイルスも当初は「新型肺炎」とか「武漢肺炎」などと言われていたと思います。要するに肺に吸い込まれたウイルスが肺に入り、増殖により身体を蝕むという構造です。
となれば、「飛沫感染」よりも「空気感染」の方が重要視されるべきではないかと感じた訳です。

重要なのは「飛沫感染」よりも「空気感染」

もちろんいろんな説はあると思いますが、「花粉」を思い出してください。花粉症の方は外出先から帰宅された際に、「玄関先で花粉をはらう」という対策をされる人も多いと思います。では何故、「花粉をはらう」のでしょうか?花粉やウイルスには実は共通点があるのです。

花粉やウイルスには共通点がある

花粉を「玄関先で掃う」というお話をしましたが、何故花粉が衣服に着くのでしょうか?その大きな原因は衣服に帯電した「静電気」が原因なのです。静電気には物質を吸着させたり、反発させたりする「クーロン力(りょく)」という力が存在するからなのです。

静電気が衣服を介しウイルスを連れてくる

このようなお話をするとあちこちから違う意見も聞こえてきそうですが、花粉と同じようにウイルスも静電気の力で「衣服」に吸着します。そして衣服にくっついたまま、自宅で服を脱いだ瞬間に「除電」され、衣服からウイルスや花粉が剥がれ落ちます。

エアコンの空調でウイルスは室内を漂流する

室内に剥がれ落ちた「ウイルス」や「花粉」は室内のエアコン空調や、人の動きなどの対流で「空気中」を漂流します。レーザー光線や、日光などの指向性の高い光をあてるとキラキラと確認できますが、その動きと同じようにウイルスや花粉は漂流し続けます。

 

空気清浄機の限界

この漂流したウイルスや花粉の対策を空気清浄機で賄えるのか?花粉に関してはある程度粒子が大きいのでフィルターでろ過して空気を循環させる事で一定の効果がみられると思います。最近はHEPAフィルターという「粒径が0.3µmの粒子に対して99.97%以上の粒子捕集効率をもつエアフィルター」があります。

しかし、もしフィルターをこまめに交換しなければ、フィルターの目に詰まったウイルスは、想像通り機械の外に一斉に漏れ始めます。空気清浄機はこまめな管理が必要だという結論に至ります。

そこで私が考案したのは、室内にウイルスが集まる場所を作るという技術です。

室内にウイルスが集まる場所を作る

この宇宙にある物質は、原子や分子などの小さな粒子(つぶ)が集まって形作られています。原子と分子は大まかにいうと「電気」によってくっついていると言っても過言ではありません。そこで暗躍しているのが「静電気」や「プラズマ」という事になります。

さて、前述しましたが、電気でくっつけたり、反発させたり、そこに今回の発明の原点があります。その特性が高いのが「静電気」なのです。その静電気を安定的に広い面積に集めると、そこにウイルスや花粉が集まります。

ウイルスや花粉を面で吸着させる

先程もお話致しましたが、衣服に帯電した静電気によってウイルスや花粉が吸着します。それと同じ理論で空気中を漂流するウイルスや花粉を、広範囲の「面」で吸着させるという研究を進めています。プラスの電気を持ったウイルスは「マイナスの静電気に吸着」またマイナスの電気特性を持ったウイルスは「プラスの静電気に吸着」します。

少しお話が長くなりましたが、「飛沫感染」よりも「空気感染」の重要性をお分かり頂けたでしょうか?コロナウイルスだけの問題ではないという事を認識して頂ければありがたいです。

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